「それじゃ、おめえら、一歩に今までイジメてゴメンナサイっていえるか？」

校舎内。屋上で幕之内一歩から試合(デビュー戦)の話を聞いた梅沢正彦達が、話を聞き終え、次の試合の予定を聞いてその場を去った後。今までの事(理不尽に暴力を加えたり、嘲りの言葉を浴びせたりしていた事)を謝って友達になろうとしていた筈が、それを言えずに終わった事を不良仲間の二人から言われて梅沢正彦が返した台詞。

「こいつがさっき話したオレのダチの幕之内一歩だ!なんとプロボクサーよ!!」

私立象印高等学校、校舎裏。日本フェザー級4回戦、藤原義男VS.幕之内一歩があった次の日。幕之内一歩を校舎裏に連れて行った梅沢正彦が、そに集まっていた不良仲間達に幕之内一歩を紹介した場面。幕之内一歩を紹介する際に梅沢正彦が言った台詞。

「プロボクサーか....大変だけどうらやましいよな、そういうの。オレ達ゃ春から好きでもねえ仕事抱えてよ、夢も希望もねえよなあ。好きな事続けられるのって、いいよなあ....。」

土手の上。卒業式の帰り道。雪が降る中、幕之内一歩と梅沢正彦とが一緒に歩いて帰っている場面。梅沢正彦が幕之内一歩に話す中で言った台詞。

「あ、あのよ。オ、オレよ、お前によ、言わなきゃならねえコトがあってよ。」(...)「オレ達ゃよ、夢も希望もねえからよ。お前のコト応援すんのが楽しみだよ。負けんなよ、一歩!!」

土手の上。卒業式の帰り道。雪が降る中、幕之内一歩と梅沢正彦とが一緒に歩いて帰っている場面。梅沢正彦が幕之内一歩との別れ際に幕之内一歩に言った台詞。本当は一つ目と二つ目の間で「今までゴメン」、「お前スゲェよ」と言おうとしたのですが、結局、素直に言えずに終わっています。

「水くせえぞ!なんでダチのオレに助けてくれって言わねえんだ!？」

幕之内一歩の家。梅沢正彦が釣り船幕之内で働かせてくれと幕之内一歩に言いに来た場面。母親が入院して難儀している事を知って遣って来たと言う梅沢正彦が、その事で幕之内一歩に言った台詞。

「オレは漫画家!お前はチャンピオン!二人で夢を追っかけようじゃねえか!!なあ一歩!」

幕之内一歩の家。梅沢正彦が釣り船幕之内(現在、母親が入院していて幕之内一歩が一人で支えている)で働かせてくれと幕之内一歩に頼んでいる場面。梅沢正彦が、漫画家になるのが夢で会社を辞めた事、幕之内一歩がチャンピオンになるまでの話を漫画にしようと思っている事、梅沢正彦が釣り船幕之内で働けば幕之内一歩(釣り船屋の仕事で手一杯でボクシングに割く時間が無い)はボクシングを続けられ、梅沢正彦は漫画のための密着取材が出来て一石二鳥だと言う事を話した後、幕之内一歩に言った台詞。