「いいや？ちっとも。」

850。王都ミットラス、王宮、謁見の間。ウォール・ローゼが巨人に突破されたと言う報告(意図的な誤報)に対し、王政幹部がウォール・シーナを閉鎖し、ウォール・ローゼの住民(壁内人類の半数)を見捨てる決定を出し、王政の指示に従おうとしない者も出て来た中、ザックレー総統が「私も加勢しよう」と言って入って来た場面。ピクシス指令に「彼らの返事は意外じゃったかの？」と言われ、ザックレー総統が返した台詞。

「...それは、昔っから王政(ヤツら)が気にくわなかったからだ。」、「むかつくのだよ、偉そうな奴と、偉くないのに偉い奴が......。イヤ...もう、むしろ好きだな。」、「思えばずっとこの日を夢見ていたのだ。人生を捧げて奴らの忠実な犬に徹し、この地位に登りつめた。クーデターの準備こそが生涯の趣味だと言えるだろう。」

850。王都ミットラス。王政を倒した後。ザックレー総統とエルヴィン団長とが馬車の中でそれぞれの選択、王政に反抗する道を選んだ事に就いて話している場面。「......総統。なぜこちらの険しい道を選んだのですか？」と尋くエルヴィン団長にザックレー総統が答えた台詞。

「私は、この革命が人類にとって良いか悪いかなどには興味が無い。」、「私も大した悪党だろう。しかしそれは君も同じだろ？」

850。王都ミットラス。王政を倒した後。ザックレー総統とエルヴィン団長とが馬車の中で会話をしている場面。自分が王政を倒す側に回った理由をエルヴィン団長に話したザックレー総統が、それに続けて言った台詞。

「...あぁ、そうか。それは気の毒に......年頃だしな。」

850。トロスト区、会議室。会議の最中にエレン・イェーガーが、突然、「まさか!？」と大きな声を上げて立ち上がり、その後、何でも無いと言い、何事も無かったかのように坐った場面。エレン・イェーガーの謎の行動に対してハンジ・ゾエからエレン・イェーガーが今「そういう時期」にあると言う説明を受けたザックレー総統が、それに納得して言った台詞。エレン・イェーガーの「まさか!？」は、自身の持つ「始祖の巨人」の力が王家の血筋を持つ巨人との接触によって発動するのでは無いかと言う気付きが起こって咄嗟に出たものです。