「追召遺逐、天地陰陽の理のもとに命ず。」...「禁。」

香港、九龍。鏢と虎人との戦いの中。鏢が虎人に向かって鏢と咒符とを使った攻撃を行う際に言った台詞。「禁」は他の場面でも出て来ます。他には「禁!!」も。

「わたしは"鏢"という。字名だ。本名は捨てた―――。」

公園。蒼月潮に自己紹介をする鏢が、その際に言った台詞。

「わたしは鏢......字名だ、本名は捨てた。」

函館。菅原雅代の家の前。菅原雅代の血を啜ろうと目論んでいる吸血鬼の前に鏢が現れた場面。「おまえは......なんだ。」と尋かれた鏢がそれに答えた台詞。

「よって、おまえがいかなる妖(バケモノ)であろうともわたしはこの言葉を唱えるのだ。禁。」

函館。菅原雅代の家の前。鏢と吸血鬼との戦い。吸血鬼に鏢と符とを巻き付けた鏢が吸血鬼に言った台詞。(「よって」の前の説明部分は省略しました。)

「吸血鬼よ。キサマに明日の夜はない......。」

函館。橘医院の前。鏢が吸血鬼を追って橘医院までやって来た場面。橘医院の前で鏢が言った台詞。

「鏢...字名だ、本名は捨てた。」

旭川空港。空港の外で鏢が婢妖(鏢、中村麻子、井上真由子、羽生礼子が空港を出たところに襲い掛かって来た)を倒した場面。婢妖を倒した後、その姿を見ていた中村麻子に「あ...あの、あなたは...」と尋かれ、鏢が返した台詞。

「字は有る。本名は――捨てた...。」

埼玉県、山中。建設途中で建設中止となり、そのまま廃墟となったリゾートホテル。「ギ(魏)」と「ボ(暴)」とを追っていた鏢が、廃墟内逃げ込んだ二体の内、「ボ(暴)」に鏢を使って符を打ち込み、「ボ(暴)」の一部を破裂された場面。そこで鏢に名を尋ねて来た「ギ(魏)」に対し、鏢が返した台詞。

「そのとおりさ............私は人間じゃない...。でも...戦いには...その方がいい。私は...鬼さ!」

埼玉県、山中。建設途中で建設中止となり、そのまま廃墟となったリゾートホテル。鏢がレイシャ、ファイフォンの二人に化けていた「ギ(魏)」を容赦無く倒した場面。「ギ(魏)」が嫁、娘を平気で倒す鏢に「に...人間じゃア...ねえ...」と言い残して消え去った後、その言葉に鏢が返した台詞。

「蒼月...戦いには、勝者と敗者がいる。その中間などいない。どちらがより感情を抑え、迅速に動けるか...より多くの有効な攻撃を敵に与えるかだ。おまえの攻撃はわかりやすい。感情を抑える戦い方を修練せねばなるまいな...。」

芙玄院。蒼月潮に戦い方を指導する鏢がその中で言った台詞。鏢の方こそ相手の妖怪が子供を殺したとなると感情を抑えきれなくなるのですが...。

「今こそ、積年の恨み晴らしてくれる!禁(きぃぃぃん)。」

芙玄院。鏢と紅煉との戦い。紅煉の雷を受けた鏢が、それに耐え、反撃に出た場面。鏢が紅煉に鏢を巻き付け言った台詞。

「今宵は三日月がきれいだ。月は人の心を妙にさせる...そんなところさ...。」

芙玄院。鏢と紅煉との戦いの後。自分が紅煉を倒した後は蒼月潮ととらとが白面の者と戦うところも見物したいと言う鏢に対し、とらが鏢(とらと初めて会った時には復讐の事(自分の事)にしか興味を持っていなかった)の変わり様を取り上げて示した場面。とらが示した事に鏢が返した台詞。(因みに、空には月が見えますが、その月齢は三日月よりも進んでいるように見えます。)

「三日月のせいだとでも...思ってくれ...。」

芙玄院。鏢が蒼月潮(酔い潰れている)ととらとに礼を言って芙玄院を後にした場面。鏢の態度を見て(先ほどからの態度も含めて)「おまえ本当にどーかしてんじゃねーか。」と言うとらに対し、鏢が返した台詞。(因みに、空には月が見えますが、その月齢は三日月よりも進んでいるように見えます。)

「子供を喰うのか、キサマ...。やってみろよ。オレの目の前で...今一度...喰ってみろよォ!」

東京近郊、高級住宅地。女優の家の庭。鏢と紅煉との戦い。紅煉が女優とその娘(カオリ)とを喰おうとした場面。女優とその娘(カオリ)とを喰おうかと言う紅煉に向かって鏢が言った台詞。

「ハイフォン...レイシャ...今こそ...。禁。」

東京近郊、高級住宅地。女優の家の庭。鏢と紅煉との戦い。鏢が爆砕符を以って紅煉を倒した場面。紅煉を倒す際に鏢が言った台詞。「今こそ...」までは心の中での台詞、その後の「禁」は口に出しての台詞だと思われます。

「なァ...子供は...いいだろう？」、「な...。」

東京近郊、高級住宅地。女優の家の庭。紅煉を倒した鏢が、今にも力尽きそうな状態で女優に抱えられている場面。そこで鏢が女優に向かって言った台詞。「いいだろう？」と「な...」との間には女優の頷きが入っています。