「ぶっ殺すって...このおれをかい？おもしろいじゃないの、やってみな。」

東光特等少年院、農場。矢吹丈と力石徹との喧嘩。力石徹のパンチを受けて倒れた矢吹丈が立ち上がり、力石徹に向かって「ぶっ...ぶっ殺してやるっ...」と言った場面。矢吹丈の言葉に力石徹が返した台詞。この時はいずれ力石徹が矢吹丈の手によって死ぬ事に(矢吹丈に殺す気は無く過失ですが)なろうとは思いもしませんでした...。

「第一ラウンド...じゃねえ、一分間よ!この脳タリンをねむらせるばかりじゃねえ、かたわにするまでの所要時間だ!」

東光特等少年院、体操場(一時的に慰問団の演劇場となっている)前。慰問団による演劇「ノートルダムのせむし男」の中断中。白木葉子の計らいで院内でのボクシングの試合が一週間後に行われる事になった場面。力石徹が右手の人差し指で上を指し、矢吹丈との試合に付いて言った台詞。カシアス・クレイを真似ての予告のようです。(ここでは恥ずかしながら「かたわ」の意味が分からずに辞書を引きました...。)

「みごとだぜ、ジョー...。これでまた一歩...おれに近づいてきたな。この力石徹に...!」

矢吹丈と村瀬武夫との試合(矢吹丈のデビュー戦)、試合終了時。観客席で観戦していた力石徹が矢吹丈の勝利に言った台詞。

「ジョー、立て!この力石徹と決着をつけんうちにこのまま消えさる気かあ～～っ。立てえ、ジョー!この力石とはっきり決着をつける気があるんなら立つんだ、ジョー。」

矢吹丈とウルフ金串との試合、3R。矢吹丈がウルフ金串の「クロス・カウンター破り」を受けてダウンした場面。力石徹がダウンしている矢吹丈に向かってリング下から言った台詞。

「本物だった、本物だった...本物だった...!」

矢吹丈とウルフ金串との試合終了時。観客席。力石徹がウルフ金串を矢吹丈の姿に言った台詞。

「要するに...かんたんにいえば、おれと引き分けたような男が―――たとえ階級がちがうにせよ、おなじ世界に生きているということに耐えられんのですよ、この力石徹という男は!」

白木邸。白木葉子が過度の減量をしてまで矢吹丈との対戦を実現させようとしている力石徹にそこまでしなければならない理由を尋ねた場面。力石徹が白木葉子にその理由を話す中で言った台詞。

「おわった...。なにもかも......。」

矢吹丈と力石徹との試合、8R。矢吹丈をリングに沈めた力石徹がリングに倒れている矢吹丈を見下ろしながら言った台詞。