「す...すばらしいぜ。みごとなパンチだ...。ほ...本物だよ...。ボ...ボクサーのパンチってやつあ、こうでなくっちゃ...いけねえ...。」

純喫茶ゼブ...(ゼブラ？)の店内。ウルフ金串の悪口を言うゴロマキ権藤を矢吹丈が殴り付けた場面。矢吹丈のパンチを受けたゴロマキ権藤が前に倒れ込みながら言った台詞。

「いままではとにかく、つぎの回はじっくりと性根をすえてかからねえと足もとをすくわれる。じゅうぶんに用心してかかるこった。」

東京体育館。矢吹丈とハリマオとの試合(東洋バンタム級タイトルマッチ)。3R終了後、矢吹丈のコーナー。矢吹丈に「後方ひねり回転ダブル・アッパー」を破られて怯えているハリマオを見た丹下段平が矢吹丈に次の回(4R)にけりを付けるように指示を出した場面。その丹下段平の出した指示(楽観的な指示)に対し、ゴロマキ権藤(何時の間にかリング下へと来ていた)が言った台詞。因みに、丹下段平は「足をすくう(すくわれる)」を使います。(矢吹丈とピナン・サラワクの試合、1Rの開始前。丹下段平が矢吹丈(ピナン・サラワク戦での2ラウンドKO宣言を行った)に忠告を行う場面。矢吹丈への忠告の中で「ピナンの老巧に足をすくわれてこっぴどいめにあわされるぞっ」と言っています。)